村上春樹を読む。

16:56 13.04.2023

#街とその不確かな壁

繼續新版第一章的考察。

舊版第二章,是以「君」對「僕」尖銳的質問收尾:

「でもこれだけは覚えておいて。もしそこで私があなたに出会ったとしても、私はあなたのことは何ひとつ覚えてはいないから」

何故、と僕は訊ねる。

何故?なぜあなたにはわからないの?あなたが今抱いているのはただの私の影。あなたが今感じているのはあなた自身の温もり。なぜあなたにはそれがわからないの?

類似這種「為什麼你會不懂?如果你不懂,為什麼還要聊下去」的質問,讓我想起《挪威的森林》裡一段感覺相像的對話:

「どうしてそんなに固く物事を考えるんだよ? ねえ、もっと肩の力を抜きなよ。肩に力が入ってるから、そんな風に構えて物事を見ちゃうんだ。肩の力を抜けばもっと体が軽くなるよ」

「どうしてそんなこと言うの?」と直子はおそろしく乾いた声で言った。

彼女の声を聞いて、僕は自分が何か間違ったことを口にしたらしいなと思った。

「どうしてよ?」と直子はじっと足もとの地面を見つめながら言った。「肩の力を抜けば体が軽くなることくらい私にもわかっているわよ。そんなこと言ってもらったって何の役にも立たないのよ。ねえ、いい? もし私が今肩の力を抜いたら、私バラバラになっちゃうのよ。私は昔からこういう風にしてしか生きてこなかったし、今でもそういう風にしてしか生きていけないのよ。一度力を扱いたらもうもとには戻れないのよ。私はバラバラになって──どこかに吹きとばされてしまうのよ。どうしてそれがわからないの? それがわからないで、どうして私の面倒をみるなんて言うことができるの?」

僕は黙っていた。

「私はあなたが考えているよりずっと深く混乱しているのよ。暗くて、冷たくて、混乱していて……ねえ、どうしてあなたあのとき私と寝たりしたのよ? どうして私を放っておいてくれなかったのよ?」

「君」和「直子」有某種相通的地方:真實的她們都在「別處」,與「我」一同的都是某種意義上的影子,而當下的「我」並不理解過中的差別。

而在新版中,此段發生了變動:不再需要女性角色質問,「ぼく」就已經明白:

どうして?

「どうしてか、あなたにはわからないの?」

ぼくにはそれがわかる。そう、ぼくが今こうして肩をそっと抱いているのは、きみの身代わりに過ぎないのだ。本当のきみはその街に住んでいる。高い壁でまわりを囲まれた、遥か遠方の謎めいた街に。

***

其他差異。

在舊版裡,<夢読み>是被稱為預言者。

舊版裡,「君」在說完「真實的我其實生活在一座被高牆圍繞著的城」後還有一句,在新版裡沒有:「但花了十八年,我才找到那座城;也才找到真實的我(でも十八年かかったわ、その街を見つけだすのに。そして本当の私を見つけ出すのに)」。

舊版最後還有一段,寫「你」在想像的城裡死去,被葬在了牆外的蘋果林。但又說死去的其實是「你」的影,真實的你,依舊在圖書館裡於古夢一同生活著。而「我」決定「回」去那個屬於「我」的場所的城裡。季節則來到秋季。後接「我」登上城牆觀看獨角獸秋季換上金毛的一章,是「世界盡頭」裡的第一章。

新版第一章刪掉了這段。後接一章新寫的內容。

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