秋葉原に住むIT技術者の単なる雑記帳

【政治】「#入管法改悪反対アクション」に行ってきた

昨日、悪名高き入管法改悪法案が審議入りされてしまいました。

 その日の夜、東京では国会前で「#入管法改悪反対アクション」というリレートークおよびスタンディングアクションがおこなわれました。

 また、東京以外でも入管法改悪法案に反対するアクションがおこなわれたところがあるようです。

 私も昨日は国会前に向かいました。最後に訪れたのがいつか覚えていないくらいに久々です。

国会正門前

 iPadのプラカードアプリに仕込んだメッセージを表示させるために両手が塞がっていたため、あまりリアルタイムにすべての登壇者の声を拾うことは出来ませんでしたが、登壇者の中には、名古屋入管収容中に死亡したウィシュマ・サンダマリさんのご遺族の方までいらっしゃっていました。

 ウィシュマさんのご遺族の方のお話については、通訳を通じて日本語化された言葉を聴いていただけですが、聴いているうちに涙が出てきてしまいました。

 「姉(ウィシュマさん)の死の真相を解明し、本当の意味での入管改革をしてほしい」

…と。

 なぜ、ウィシュマさんは日本で死ななければならなかったのか。入った国が日本以外だったなら命を落とさずに済んでいたのではないか。そして、ウィシュマさんが入管のむごい仕打ちの末に死を迎えていなければ、ご遺族の方が日本でつらい訴えをする必要もなかったのでは?


 ウィシュマさんだけでなく、入管に収容されていたほかの多くの外国人も、殺されたり自殺したりしているとのこと。

 そう。日本の入管収容は国際法違反なのです。

日本の入管収容は国際法違反!

 それだけでも大問題であり 故に本来であれば入管を改革し、入国してきた外国人を尊重する体制にしなければなりません。しかし、審議入りしてしまった入管法改悪法案はそれに背を向けるものです。

 国会内の情勢では、衆参ともに与党が多数を占めていて、このままでは数の力で強行されてしまいます。

 一昨年にも提出された入管法改悪法案を廃案に追い込めたときも、衆参ともに与党が多数を占めていて、そのままでは数の力で押し切られるところでした。しかし、先述のウィシュマさんの死亡事件をきっかけに入管問題が明るみに出て、入管法改悪反対の世論の後押しとなりました。

 現在の国会の情勢はそのときよりもさらに厳しくなっています。しかし、それでもあきらめるわけにはゆきません。何としてでも廃案に追い込み、間違った政治を糺さなければなりません。そして、人の尊厳を踏みにじり、人権を軽視する今の日本の政治を、人の尊厳と人権を尊重するものにしなければなりません。そのためには選挙で政権を交代するしかありません。

 現在おこなわれている統一地方選挙は国政選挙ではなく、政権交代は起こりませんが、国政への影響もあります。まずは私達の足元から、政治を変えてゆきましょう!

 なお、4月16日(日)には、東京・新宿にて、「 #入管法改悪反対0416新宿マーチ 」が開催されるとのこと。私も足を運びたいと思います。

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