秋葉原に住むIT技術者の単なる雑記帳

こうなったらゲーム周りの配線を変えるか?

こんにちは。4月に購入したPCでずっとプチフリーズ問題に悩まされた挙げ句、ゲーミングアンプの買い換えを決意したテルミナ™です。

 昨日申し上げましたとおり、自分はこれまで使ってきた「ASTRO MixAmp Pro TR」の使用を停止し、新たに「Sound Blaster GC7」を導入することにしました。

 「Sound Blaster GC7」そのものは明日到着予定です。

 こちらの導入そのものは、なぜかMixAmp接続時に限りPCで発生しているエラーの回避が主目的ではありますが、アンプ機能そのものの強化を図れるという意味でも、いずれ買い換えなければならなくなっていたことと思います。

 せっかくアンプを取り替えるのですから、時間と資金を掛けてゲーム周りの配線そのものについても見直しを掛けたいと考え始めております。


まずはつい最近までの配線

 数日前まで、自室のゲーム周りの配線は下図のようになっていました。

 なお、ゲームに直接関係しない他の機器(ノートPCやMac等)については省略しております。

以前の配線図。PS5、Switch、PCすべてUSBから音声出力。

 MixAmpのAUX端子には、4極オーディオプラグを介してiPhoneを接続することにしています。これは、Nintendo SwitchのゲームをプレイしているときにiPhoneのDiscordアプリを用いて音声チャットをするために用いるもので、普段からiPhoneを接続しっぱなしにしているわけではありません。

 USBの入力元が3つになっていますが、これはUSB切替器を用いてその都度入力元を切り替えるという運用をしているためです。多少面倒ではあるものの、それでも機器そのものを物理的にいちいちつなぎ替えることに比べればはるかに楽ではあります。

 これでも、音質に目をつむれば(PS5の場合は本来の音質よりも劣化した信号しか出力されないようだ)ほぼ問題ないはずでした。

 しかし、以前から申し上げているPCでのエラーに堪えられず、先述のアンプ買い換えを決意するに至りました。

PS5の音声出力を光デジタル音声に変更(ただし暫定版)

 いろいろネットを調べているうちに、PS5からの音声出力をUSBでおこなうのはよいことではないということを思い知らされました。

 とはいえ、現状では、4K/120HzのHDMI信号に対応したHDMI音声分離に特化した機器は存在しません。これを実現するためには、後述する結構お高い機器を導入するか、さもなくばAVアンプを導入するしかありません。

 なお、私はテレビを絶対に見ないため、光デジタル音声出力機能付きのテレビを買うという選択肢は自分にはありません。そもそも置き場もありませんし、モニタそのものもPCと兼用したいですしね。

 というわけで、とりあえず暫定措置として、PS5からUSBで出力される音声信号を光デジタル音声に出力し、MixAmpの光デジタル入力端子に接続するという形をとることにしました。

現状の配線(暫定)。PS5のUSBからの音声出力を光デジタル音声に変換。PCでのMixAmp使用は停止。

 ただし、これはあくまで暫定措置です。光デジタル音声に変換したところで、PS5から出力される音声が変わるわけではありません。

 なお、以前の配線では、モード切替が面倒くさかったため(ぉぃ)PS5接続でもMixAmpをPCモードで使用しておりましたが、今回からはちゃんとPSモードに切り替えることにしました。とはいえ、自分の耳では両モードの違いがよくわかりませんでした。

 当初、ネットを調べていてユーザ数が多そうだった「FX-AUDIO- FX-D03J」をAmazonで購入して使ってみたのですが、なぜかこれを使うと、PS5側で音量を最大に設定してもごく小さな音しか出力されません。はっきり言ってこれではゲームになりません。

 そこで即座に、同様の機能を持つ「REIYIN DA-03」を注文しました。これであれば音量も特に問題ありませんでした。また、3Dオーディオも一応使えるようです。

 PS5のUSB-C端子に「REIYIN DA-03」のUSB-Cコネクタを接続し、これとMixAmpの間は光デジタル音声ケーブルで接続すれば、お手軽に光デジタル音声をPS5から取得できます。

 PS5側のサウンド設定では、音声出力の「出力機器」に「USBヘッドフォン(REIYIN Audio)」、ヘッドホンへの出力に「すべての音声」を選べばよいです。

PS5の音声出力で、出力機器を「USBヘッドフォン(REIYIN Audio)」にする。

PS5の音声出力で、ヘッドホンへの出力を「すべての音声」にする。

 確かに、USBでMixAmpに直結したときとは明らかに音に違いが出ています。とはいえ、劇的に音質が良くなったのかと言われると、首をかしげてしまいます。

 この接続方法はあくまで暫定措置で、いずれは後述するように、4K/120Hz対応のHDMI音声分離器かAVアンプを導入したいところです。

「Sound Blaster GC7」導入後の暫定措置

 先述の通り、「Sound Blaster GC7」が明日手元に届く予定ですので、MixAmpを置き換えてしまいたいと思います。

「Sound Blaster GC7」導入後の暫定措置。基本的にはMixAmpを単純にSound Blaster GC7で置き換えただけ。

 とはいえ、これは最終形態ではなく、あくまで暫定措置です。そもそもネット上のアフィカスが紹介している真偽不明の情報のとおり、この機器でもSwitchのゲームをプレイしているときにiPhone(等のスマートフォン)経由で音声チャットできるようになるのかについては、実際に確かめないとわかったものではありませんしね。

 あと、「Sound Blaster GC7」では、MixAmpでは出来た、Nintendo Switchのゲーム音声とチャット音声のバランス調整はどうやら出来ないようです。これについては、別にバランス調整しなくても問題ないかどうか、出来れば「モンスターハンターライズ:サンブレイク」解禁前までに実際にテストしてみたいところです(どなたかご協力をお願いします…)。

今後の展望

 くどいようですが、PS5からの音声入力周りは現状ではあくまで暫定措置です。

 現状では、HDMI 2.1(4K/120Hz)に対応し、なおかつHDMI音声分離に特化した機器は、残念ながら存在していません。

 ちまたのブログで紹介されている「ASTRO HDMI」はあくまでHDMI 2.0bまでの対応で、4K/60Hz止まりです。出来ればロジクールには、これの改良版でHDMI 2.1に対応したものを出して欲しいです。それが出た暁には、あちこちで紹介されているようにPS5とモニタの間にそれを挟んで分離した音声をアンプ側で取り込めば、万事解決なのです。

今後の展望(A)。今後、HDMI 2.1に対応した音声分離器が登場するならば、この接続方法をとりたいが…

 しかしそんなものがいつ登場するのかはわかりません。需要はありますし、また後述のような機器も登場していますので、早晩出てくるとは思いますが…。

 現状とりうる案としては、次のいずれかになると思われます。

  1. HDFury.jpの「8K Vrroom 40Gbps」を買う(高額)
  2. 素直にHDMI 2.1対応かつ光デジタル音声出力対応のAVアンプを買う(いくら掛かるんだよ…)。

 うちみたいな、手狭でかつ貧乏な環境では、はっきり言ってどちらも厳しいです。前者のほうがまだ現実味はあるのですが、Amazonでも8万円近くするブツにホイホイと手を出すわけにもゆきません。

 まあ、前者を導入する前提で配線図を書くとこんな感じですかね。

今後の展望(B)。お金に糸目を付けないならばこれもありだが…。

 なお、「8K Vrroom 40Gbps」にも、HDMI切替器としての機能があります。ですので、もし本当にこれを導入するのであれば、せっかくなのでNintendo Switchも繋ぎたいものです。Switchではサラウンド音声(リニアPCM 5.1ch)の出力はHDMIのみであるとのことですので、Switchでサラウンド音声を楽しみたいのであればなおさら必須です。…と思ったら、リニアPCMだと光デジタル音声出力してもサラウンドにならないんでしたっけ…。

 あ。そう言えば、光デジタル音声信号、7.1chの音声信号には元々対応できないそうですので、PS5で(音声チャットをせずに)ゲームをするならば、そもそも光デジタル音声など当てにせず(すなわちミックスアンプの類いは使わず)、素直にAVアンプを買ってそこにヘッドフォンを繋ぐほうが良さそうですね…。しかし、そんなことするといくら掛かるのかわかったもんじゃねぇな。

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