秋葉原に住むIT技術者の単なる雑記帳

こうなったらゲーム周りの配線を変えるか?(その2)

こんにちは。昨晩また変な時間に値落ちしてしまった挙句、夜中になかなか寝付けず、今日の起床時間が正午近くになってしまったテルミナ™です。

 まずはじめに、先日相次いで購入いたしました「Sound Blaster GC7」および「MX Master 3sワイヤレスマウス」につきましては、そのいずれも、テレワーク環境でも何ら問題なく使用できております。

 これで、それまで使用していた「ASTRO MixAmp Pro TR」も「MX Master 3」も心置きなく退役させられます。とはいえ、いずれも別にモノとしてはどこも故障などしておらず、何ら問題なく使用できますので、マウスの方は予備及び外出用に転用することにします。アンプの方は…どうしよう。

 これで心置きなく仕事もゲームもできるぜ、と言いたいところなのですが、ゲーム周りの環境につきましては、まだまだ改善の余地があります。


サラウンド環境どうするんだよ

 結局、一番お金の掛かりそうなこの問題が残ってしまいました。

 まず、「Sound Blaster GC7」を中心とした、自室のPC及びゲーム機のサウンド周りの配線は、大雑把ではありますが下図のようになっています(テレワーク用PC等、ゲームに直接関係しないものは省略)。

「Sound Blaster GC7」導入後の暫定措置

 この状態では、PS5もSwitchもサラウンド音声を楽しめません(まあ、PS5については3Dオーディオを使えるからまあいいか)。

 実はうちにも、サラウンドヘッドフォンシステムそのものはあります。だいぶ前に、ソニーの9.1ch対応サラウンドヘッドフォンシステム「MDR-HW700DS」を購入しております。

 ごく一時期のみ、実際にNintendo Switchとこのシステムを接続してゲームをプレイしていたのですが、その後使用を停止してしまいました。

 光デジタル音声の入出力端子ともにシャッターが物理的に破損してしまい、修理に出さなければならなくなりました。ダメ元で、後でヨドバシカメラに行って修理の依頼をしようと思います。

 しかし、使用を停止した本当の理由はそれではなく、音質に必ずしも満足できていなかったことと、それ以前にこれを使用してしまうと、外部のゲーミングアンプとスマートフォンを駆使した音声チャットに対応できなくなってしまうという問題があったことによります。

 Nintendo Switchや、同じ任天堂の据え置き型ゲーム機であるWii Uでは、一応サラウンドに対応していると言いつつも、リニアPCM5.1chのみ、しかもHDMIで音声出力をするときにのみ対応します。Switchではつい最近になってようやくUSB接続での音声出力もできるようになりましたが、こちらで出力できるのはせいぜいステレオ止まり。残念ながらそれではサラウンド音声を堪能することができません。

 ただ、「モンスターハンター:ライズ」ではどうも、ステレオヘッドフォンを装着してプレイしているときでも、前後からも音声が聞こえるように感じます。単に気のせいというわけではなさそうなのですが、どうやって実現しているのかは未だにわかりません…。
 巷にあふれるアフィリエイト広告をあちこちに貼り付けているブログの中には、Nintendo Switch向けのサラウンドヘッドフォンの紹介記事を書いているところもあったりしますが、SwitchそのものがUSBやアナログ音声でサラウンドに対応していないことを考えれば、その手の記事は存在そのものが邪悪であり、信用に値しません。自分もサラウンド環境がほしいので騙されるところだったのですが、嘘をついてまで小遣い稼ぎをしようとするアフィカスにはくれぐれも騙されないよう、我々消費者ももっと知識を持ちましょう!

 まあ、音声チャットを使う機会は稀ではありますので、チャットをしないときだけサラウンド音声を堪能するというのも悪くはないのかと思い、アンプ買い換えに伴う配線変更を機に、「MDR-HW700DS」を復活させよう、と思った矢先に故障の存在が判明してしまいましたので、先述のとおりこれから修理を依頼しに行きます。トホホ。

 本来であれば、任天堂がリニアPCM5.1ch以外の、光デジタル音声やUSBの出力にも載せられるサラウンド形式にちゃんと対応してくれれば、ユーザがこんな苦労をさせられずに済むのです。しかし任天堂にその気はサラサラないようです。これでは、サラウンド周りに気を使おうとすると、PS5以上にお金がかかってしまいます…。

「MDR-HW700DS」を復活させる前提で配線を考えてみる。

 「MDR-HW700DS」は世界初の9.1chサラウンド対応を謳っている画期的な製品だったのですが、4Kフォーマットには実質的に対応していないと言っていい代物で、PS5どころかPS4 Proの性能すら活かすことができません。

 そのため、自分が「MDR-HW700DS」を復活させるとしても、Nintendo Switchやレトロフリーク、そして今後購入予定のメガドライブミニ2と言った、4K/60Hzに対応していない機器での使用が大前提となります。それを前提とした配線は、下図のようになろうかと思います。

「MDR-HW700DS」復活後に検討している暫定措置

 なお、ここでいう「DP-HW700」とは、このシステムのプロセッサのことです。

 この配線は、HDMI以外の音声出力手段を持たないレトロフリークやメガドライブミニ2等に対応させるという意味でも必要になりそうなものです。

 なお、「MDR-HW700DS」は、光デジタル音声入力と、そこから入力した音声のスループット出力にも対応しています。そのため、PS5のHDMI信号に含まれるデジタル音声信号を取り出すことが可能になれば、そちらの音声情報を「MDR-HW700DS」に取り込むことも検討したいと思います。それを実現させる場合、下図のような配線になろうかと思います。

「MDR-HW700DS」復活ならびにPS5のHDMI信号からの音声分離のあとに検討している配線

 もちろん、HDMI切替・音声分離器側で、HDMIから取得したサラウンド音声の信号を光デジタル音声出力に載せられる形に変換できるのであれば、それに越したことはないのですけどね。そうすればわざわざこんな面倒くさいことをしなくても、もっと配線をスッキリさせられるのですが。

 なお、ここで言うHDMI切替・音声分離器については、現時点では以前にも一度申し上げている「8K Vrroom」を検討中です。ただし8万円近くもするもののため、もし自分が期待するようなことを実現できなかったときのショックは計り知れません。

 ある程度調べてみてそれでもわからなければ、恥を忍んでAmazonで質問してみたいと思います…。

 そういえば、「MDR-HW700DS」はすでに終売していて、しかも後継機種の話についても聞いたことがありません。まあ、あんまり売れなかったんだろうなとは思いますが、これと同等のサラウンド機能を有しなおかつHDMI 2.1(8K/60Hzもしくは4K/120Hz)に対応したものを出してくれれば、PS5ユーザであれば感涙に咽び泣き、恍惚感に浸れると思うんですけどね…。

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