こうなったらゲーム周りの配線を変えるか?(その3)
結局ゲーム音声周りの話に戻ってきてしまいました。
一昨日の「その2」において、サラウンド音声周りの問題が残ってしまった旨について申し上げました。
結局、Nintendo Switchで対応しているサラウンド音声の形式がリニアPCM 5.1chのみであるということがとてつもなく大きな足かせとなってしまい、さらなる追加投資が不可避となってしまいました。
ソニーの「MDR-HW700DS」を復活できればあとはPS5周りだけ考えればよいが…
とりあえず、(当初予定より1日遅れて昨日に)修理に出した「DP-HW700
」(ソニーの「MDR-HW700DS」のプロセッサー)が無事に修理されて戻ってくるならば、あとはPS5のHDMI信号から音声を取り出すことだけ悩めばよくなります。
しかし、これはこれでいくつかの問題点もあります。
- 特徴
- (ひどく個人的な話だが)うちにある機材を最大限有効活用するケース。
- Nintendo Switchでサラウンド音声を堪能できる(ただし音声チャット実施時を除く)。
- この配線がうまくゆけば、あとはPS5の4K/120Hz映像が乗っているHDMI信号から音声を分離する手段だけ考えればよい(とりあえず金額を度外視すれば一応機材は存在する)。
- 問題点
- プレイするゲーム機によってヘッドセットを変えるという手間が発生する。
- スマートフォン(iPhone)を用いた音声チャットをする場合は「MDR-HW700DS」を使えない。つまり、Nintendo Switchではサラウンド音声と音声チャットを両立できない。
- レトロフリークやメガドライブミニ2といった、USBからの音声出力を(多分)できない機器の場合は、サラウンド音声に対応させる必要がないにもかかわらず「MDR-HW700DS」を利用せざるを得ない。
- 「MDR-HW700DS」はワイヤレス接続のため、音声の遅延や切断が発生する恐れがある。
特にワイヤレス特有の音声切断問題は悩ましいです。以前「MDR-HW700DS」を使用していた時にはよくこれに悩まされました。
そのため、この案の採用は見送る可能性が高いです。
そもそも入力元の音声フォーマットの如何にかかわらず「Sound Blaster GC7」で扱える形式に変換できればこんなことで悩まなくてもいいのに!
なぜわざわざ古いサラウンドヘッドフォンシステムを復活させようとしているのかと言いますと、くどいようですが、Nintendo Switchで対応しているサラウンド音声の形式がリニアPCM 5.1chのみであるからです。しかも、Switchからサラウンド音声が出力されるのはHDMIから音声出力を行う場合のみです。HDMIとUSBの両方で「Sound Blaster GC7」で対応しているDolby Digital 5.1に対応してくれれば、そもそもこんな苦労はしていません。
せめて、HDMIから音声を分離するときに、入力元の如何にかかわらず強制的にDolby Digital 5.1に変換してくれる装置があるのであれば、話はずっと単純化します。そもそも、先述の「MDR-HW700DS」を復活させる必要すらありません(これ、結構置き場にも困るんだよ…)。
もちろんこの構成にも問題点はあります。
- 特徴
- もしこれが実現可能であれば、構成は最もシンプルになる。実現可能であれば…。
- ゲーム機によってヘッドセットを変える必要性もない。しかも原則として光デジタル音声転送のため、全体的な音質の向上も期待できる。
- さらに、通常のプレイ時でも音声チャット時でも同じヘッドセットを使える。
- 問題点
- そもそも実現はほぼ不可能。HDMIから音声を分離させてなおかつフォーマットまで変換する装置の情報など見たことないし、仮にそんな装置があるとしてもとんでもなく高額だろう。
- 図ではSwitchにもUSB接続している状態になっているが、おそらくSwitchにはUSB経由で「Sound Blaster GC7」に接続してはならないだろう。USBにサウンドデバイスを接続した場合、確かHDMIからは音声が出力されなくなるはず。
本当に、これが実現可能であれば、自分の悩みは一気に解決します。もし、私が知らなかっただけで、実はNintendo Switchが出力するリニアPCM 5.1chの音声データをDolby Digital 5.1に変換する機器が存在するということであれば、ぜひともその情報をSNSで教えていただきたいと思います。ただ、高額なAVアンプが必要とか言われると、もう無理となってしまいますが…。
- Twitter
- Mastodon (Fediverse)
いっそのこと、リアルサラウンドヘッドセットに手を出すか?
うちは貧しいのでAVアンプなどという超高額商品などに手を出す余裕はありません。ましてや、スピーカーを7個も8個も置くようなスペースも捻出できません。
とはいえ、こうなったらいっそのこと、有線接続のリアルサラウンドヘッドセットに手を出してしまおうかと考え始めております。
昨日調べ物をしていたところ、下記のブログ記事を見つけました。
- 参考記事
ここで取り上げられているリアルサラウンドヘッドセットは「Razer Tiamat 7.1 V2」。
私はそもそもこんなものが存在していることすら知りませんでした!
オーディオコントロールユニットからは、PCのサウンドカードに接続するようなケーブルが5本(+給電用のUSBケーブル1本)伸びています。
記事中では、これをPCではなく、HDMIオーディオデコーダ「CLUX-11SA」に接続しています。さらに、低音増強のために低音調整器「WV-CBC2B」を(やや複雑な接続方法で)用いてます。
なんだって~!
これがうまくゆけば勝つる!
思わず、この3点セットをAmazonでポチってしまうところでしたが、ここしばらく高額出費が立て続けに発生してしまい、当面大赤字が続くため、寸前で思いとどまりました。
まあ、最初に述べたソニーの「MDR-HW700DS」が復活すれば、当分の間こちらを検討する必要もなくなる(はずな)のですが、ワイヤレス特有の問題を避けるという意味でも、この方法は大いに検討したいと思います。
- 特徴
- Nintendo Switchのサラウンド音声を有線かつアナログ接続で楽しむことができるおそらく唯一の方法(リニアPCM 5.1chの信号が光デジタル音声信号に乗らないという致命的な問題点を回避できる)。
- 最初に述べたソニーの「MDR-HW700DS」を用いる方法で発生しうる、ワイヤレス特有の音声の遅延や切断等の問題を回避できる。
- 貧乏で部屋も狭い私の住環境でもリアルサラウンドを楽しむことができる。
- 問題点
- 参考にしたブログ記事によると接続が複雑。
- プレイするゲーム機によってヘッドセットを変えるという手間が発生する。
- このままでは、「Razer Tiamat 7.1 V2」で音声チャットをできない。
- おそらく、「Sound Blaster GC7」を用いない形で、配線を工夫することによって、「Razer Tiamat 7.1 V2」を用いた音声チャットそのものは可能になるのではと思われる。これについてはまた別途考察したい。
- PS5は蚊帳の外になってしまう(「Sound Blaster GC7」に接続しているヘッドセットを用いて3Dオーディオを堪能すればいいだけの話ではあるが)。
- 「Razer Tiamat 7.1 V2」は、私がよく利用するヨドバシ・ドット・コムでは販売終了扱いになっている。同様の特徴を持つ有線サラウンドヘッドセットはほかに見つからないため、もし自分が「Razer Tiamat 7.1 V2」を入手する前に生産終了になってしまったら、もうお手上げ。
- 音質はよくないらしい。
実際にモノを手に入れたならば、これを用いて音声チャットをも可能にする方法についても考えてみたいと思います。しかし、先述の通り当分の間金欠状態が続くため、いつ実現できるのかはわかりませんが…。
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