秋葉原に住むIT技術者の単なる雑記帳

こうなったらゲーム周りの配線を変えるか?(その4)

ゲームプレイ時におけるサラウンド音響関連で延々悩み続けております。

 まず、前提条件と致しまして、自分にはサラウンドスピーカーを設置する余裕がありません。資金的にも、置き場所を確保できないという意味でも、また、集合住宅故にあまり大音響で音声を再生できないという点からも、サラウンドヘッドフォン(or サラウンドヘッドセット)の使用が大前提となります。

まずは自分の環境の現状

 現状では、その2の冒頭で述べている、図のような配線になっています(ただし、USB DCCは事実上使用停止状態。せっかく買ったのに…)。

「Sound Blaster GC7」導入後の暫定措置

 その後、うちにある機器を有効活用すべく、物理的に破損箇所のあった「DP-HW700」(ソニーの「MDR-HW700DS」のプロセッサー)を修理に出しました。こちらについては執筆時点ではまだ戻ってきていませんが、戻ってきましたら、その3で述べている下図のような配線に組み替えようと考えております。

「MDR-HW700DS」復活ならびにPS5のHDMI信号からの音声分離のあとに検討している配線

 とはいえ、この配線にはいくつかの問題点があります。その3で述べたことのほか、Nintendo Switch使用時に限り、Switchドックと「Sound Blaster GC7」の接続を物理的に切らなければならないという問題もあります。

 Nintendo Switchは音声周りの設計がいろいろと雑で、いくらコスト最重視とはいえサラウンド音声がリニアPCM 5.1chのみ、しかもHDMI出力時のみというとんでもない制約がある上に、USBにサウンドデバイスを接続していると強制的にそちらに音声が出力されてしまう(本体の設定でOFFにすることも出来ない)という、どう考えても設計ミスとしか思えないような作りになっています。物理的に配線を変えずに必要に応じて音声出力を切り替えるということそのものを出来ません。そのため、サラウンド環境と音声チャットの環境をまともなものにしようと考えると、PS5よりもお金が掛かるというとんでもない状況に陥ります。

 「DP-HW700」が修理から戻ってきましたら、上述のとおりそれを復活させ、当面はそれを使うつもりですが、これでは最新のゲーム環境には到底対応できません。PS5どころか、PS4のポテンシャルすら活かせないため、「MDR-HW700DS」は実質的にNintendo Switch専用みたいな状態になってしまいます。

 そのあといろいろと考えたのですが、機器の数を大きく増やさずに接続をすっきりさせるために、現在次のような案を考えております。


AVアンプに無理矢理リアルサラウンドヘッドセットを接続すればよくね?

 7.1chサラウンドに対応したAVアンプを購入して、そこにサラウンドスピーカーの代わりにリアルサラウンドヘッドセットを接続すれば、Nintendo Switchの音声チャット周りに目をつむれば、一応自分の要求を満たすことは出来そうです。

 配線図の作成が間に合わなかったので省略しますが、次のように接続できればよいのではと考えております。

 なお、ヘッドセットには「Razer Tiamat 7.1 V2」を指定していますが、それは現状私が知る限り、Front/Center/Rear/Sideの各アナログ入力に対応したリアルサラウンドヘッドセットについてはこの1機種しか存在していないためという単純な理由です。まあ、ゲーミングヘッドセットの大半はPCでの利用が大前提で、Nintendo Switchでサラウンド音声を楽しむことなど初めから前提としていないのでしょうけど(だから有線接続を謳っているサラウンドヘッドセットのほぼすべてがUSB接続)、Switchでサラウンドというニーズはそんなにニッチすぎるのでしょうかね?

 AVアンプについては、とりあえずデノンかヤマハのエントリーモデルを検討しています。本当は光デジタル音声出力端子もついたモデルを選び、ヘッドセット周りを「Sound Blaster GC7」に集約できれば、何の問題もないんですけどね。ただ、もし光デジタル音声出力可能としても、Switchから取り込んだリニアPCM 5.1ch音声信号をDolby Digitalに変換できなければ、結局意味がありません。おそらくそんな酔狂な機能がついたモデルなんてないでしょうしね…(普通に考えて付けるメリットなんてない)。もしそういう機能のあるモデルがあるならば、是非とも私のSNSアカウントまで情報をお寄せください。

 あと、音声チャット周りの配線についても考える余地があります。今回はそれを考えつかなかったために、先述の配線図省略に至っています。場合によっては、せっかく大枚叩いて買った「Sound Blaster GC7」が無駄になる可能性すらあるので、選ぶなら慎重に選びたいところですが…。

 まあ、どうせすぐには買えないので、考えを整理し直してみます。

#2022年 #2022年6月 #2022年6月28日 #PC #CREATIVE #SoundBlaster #SoundBlasterGC7 #PS5 #PlayStation #NintendoSwitch #サラウンド #SONY #DPHW700 #MDRHW700DS #RAZER #TIAMAT #リアルサラウンドヘッドセット #AVアンプ