Blueskyは早く招待制から脱するべきなのか?(その2)
先日、Blueskyにおきまして、ユーザごとの投稿内容のRSS配信が開始されたことで、私は大喜びしておりました。
これにより、Blueskyに特定ハッシュタグ(ただしBlueskyそのものにはハッシュタグという概念はないが…)を含めた投稿をおこなったときに、若干のタイムラグはありますが、その投稿をMastodonに共有することが可能となりました。
それを実現可能になってから、挨拶や雑談系の投稿をあちらでもおこなうようになり、さっそくその有効性を実感しております。ひどく個人的には、逆にMastodonの投稿をBlueskyに取りこみたかったのですけどね…。
なお、私がBlueskyによるRSS配信を知ることとなったネット上の記事では、近いうちにBlueskyに招待コードなしで参加可能になる旨が述べられています。
こちらについては、実は私はまだ時期尚早だと思いますし、今それをやってしまうと確実に悪意あるユーザが大挙してしまい、本当の意味での言論の自由が失われたり、偽情報の流布に繋がったりしてしまいます。完全招待制となっている今でさえも、時々香ばしいユーザが観測されるくらいなのですから、いくらモデレーションを強化したところで悪意あるユーザの流入は避けられません。
This image is created by NMKD Stable Diffusion GUI.
私が何故こんな悲観的なことを確信しているのかについては、昨年夏に既に述べているとおりです。
その時点で私が危惧している、非公開アカウント(いわゆる鍵アカ)設定や投稿後との公開範囲設定と言った、他のSNSで悪意あるユーザにある程度対抗するための手段が、現時点においてもまだBlueskyでは実装されていません。強いて挙げれば、非ログインユーザから投稿を見えなくすることぐらいか。
昨年ポスト・Twitterを目指して立ち上がった新興SNSのうち、自分が知るだけでも、既にPebble(T2)がサービス終了していますが、これはSNSの管理の難しさを浮き彫りにしました。また、鳴り物入りで始まったメタ社のThreadsでは早くも治安の悪化が報告されています(まあ運営会社がアレならば早晩そうなることは目に見えていましたが)。
もちろんBlueskyも完全に無策というわけではないということはわかっています。先述の関連記事でも、Blueskyが24時間体制でモデレーションを実施していることについては述べられています。とはいえ、それでもリソースが無限にあるわけではなく、悪意あるユーザが押し寄せてしまったときにどこまで対処出来るのかについてはわかったものではありません。
ですので、少なくともユーザにアカウントもしくは投稿の公開範囲を制御可能にするまでは、招待制を解除すべきでは無いと思います。
まあ、公開範囲を絞りたいのであればMastodonなどを使えと言われてしまうかも知れませんが(それはそれでMastodonをベースキャンプとしている自分にとっては大歓迎ではあるが)、その理由によるアカウント使い分けは決して容易なことではありません。悪意あるユーザに蹂躙されないためにも、機能として制約出来るところでは制約を掛けられるようにした方がよいと思います。
以上、ひとりごとでした。
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