【Mac】「DiffusionBee」の通常版とHQ版を使い比べてみた。
2週間ほど前に、今月購入したばかりのMacBook Proに、「DiffusionBee」という「Stable Diffusion」のMac向け実装を導入いたしました。
「DiffusionBee」には、私がそのときに導入したApple Silicon向けの通常版のほか、画像生成に時間が掛かる代わりに高品質な絵を得られるとされるHQ版、さらにIntel Mac版もあります。
HQ版にも興味があり、通常版と併用したいと思いましたので、通常版とは別のフォルダにHQ版もダウンロードしてみました。
試しに、昨日「今日も休暇予定だが…」という記事で使用した挿絵を生成したときと同条件で、HQ版でも画像を生成してみました。
条件はこちら。通常版にもHQ版にも同じ条件を指定しています。
- Prompt
a tall Japanese voluptuous short-haired intelligent beautiful girl walking on the street, wearing dark green headband, white gymnastic knickers, dark green tank tops, white long boots.
- Number of images(枚数)
- 20
- Batch Size
- 1
- Resolution
- 512×512
- Steps
- 50
- Guidance scale
- 7.5
- Seed
- 68987
- Custom Model
- Default
まず、昨日の記事の挿絵を生成したときの出力結果から。
同じ条件でHQ版から出力したらこうなりました。
…高品質…か?
確かに絵によっては品質が上がっているように見えるものもあります。しかし、いうほど目に見えて高品質になっているようにも思えません。
さらに、絵の構図そのものが大きく変わっているものもあり、比較そのものを出来なくなっています。
よくよく見ると、使用されているモデルデータも違っているようですね。通常版のほうが数字が大きいです。
- 通常版のモデル(デフォルト)
- 1.5fp16
- HQ版のモデル(デフォルト)
- 1.4tf
なお、昨日挿絵で使用した絵は、18番目のものです。
This image is created by DiffusionBee.
HQ版で出力した18番目の絵は…
This image is created by DiffusionBee HQ Version.
背景の書き込みは多少細かくなっていますが、肝心の主役については、あくまで個人的な感想とは言え、HQ版のほうがむしろ雑になっているようにすら見えます。
所要時間についてはちゃんと計っていませんが、体感的にはやはりHQ版は通常版の2倍ほど掛かっているように思えます。
しかし、時間を掛けたほど目に見えて品質が向上しているとも思えませんので、特に急いでいるときは通常版のほうを使い続けると思います。
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