衆参補選、1勝1敗
昨日投開票のあった衆参2補選において、野党側は1勝1敗という結果に終わりました。
- 参考記事
参院徳島・高知補選については、野党系の候補が自民党候補を破りました。
その一方で、衆院長崎4区の補選については、自民党新人が立憲民主党の元職を破りました。
結果としては1勝1敗となったのですが、与党にとっても野党にとっても、今後に課題を残すこととなったのではと思われます。
参院徳島・高知補選については、投票締切と同時に当確が出た模様です。
こちらについては、日本共産党の小池晃書記局長からも、野党共闘の意義が述べられている模様です。
その一方で衆院長崎4区補選については、野党側としては残念な結果に終わりました。
前者は、秘書に暴行した高野光二郎氏（自民を離党）の議員辞職に伴うもので、自民党への批判票が集まったということも大きかったと思います。一方、後者は自民の北村誠吾元地方創生担当相の死去に伴うもので、選挙戦では自民、立憲両候補が拮抗していてどちらが勝ってもおかしくない情勢だったそうです。
それだけに、長崎を落としてしまったことはやはり残念でなりません。
とはいえ、先述の参院補選での野党系勝利や、衆院補選でも負けはしたものの善戦出来たのは、やはり野党共闘路線をとったことが大きかったのではと思います。
立憲民主党の支持母体である連合は、トップが野党共闘に否定的（特に共産党を毛嫌いしている）、かつ与党側にすり寄っているという、労働者団体にあるまじき言動をとっていますが、今の日本において野党が与党とまともに対峙しようとするならば、野党共闘路線は絶対不可欠なのです。その一点をとっても、立憲民主党の一支持者としては、連合に余計な口を挟んで欲しくはないのです。
今後、どちらの陣営も、反省会や総括がなされることと思われますが、とりわけ野党側としては、特に長崎での惜敗について詳しく分析し、より一層気を引き締めて、次の選挙に備えて欲しいと思います。
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