秋葉原に住むIT技術者の単なる雑記帳

Give me chocolates! ・2024

2月14日。日本人が金銭面でも精神面でもすっかり貧しくなってしまったことを思い知らされる日です。

 本来、2月14日は、異教の聖人が殉職した日であり、喪に服さなければならない日であるはずです。たまたまこの日殉職した聖人の名を取って、「バレンタイン・デー」などと称していますが、日本では菓子業界のための莫迦騒ぎの日に成り下がっています。

 よりにもよって聖人の殉職した日に、もはや日本では高級品となっているチョコレートなどをプレゼントする日などと、菓子業界はでっち上げていますが、こんなのは鉄道会社が始めた初詣と同様、偽伝統であり、わざわざ悪意を持って広められたこのような偽伝統のために我々庶民がなけなしのカネを払って高級品であるチョコレートを買う必要など、どこにもありません。まだ、堂々と商業イベントを謳っている11月11日の「ポッキー&プリッツの日」の方が1万倍はマシです。

 だいたい、チョコレートなんてものは、第二次世界大戦敗戦後の日本にとっては、連合国の兵士にたからなければ入手出来なかったほどの貴重品なのです。そんな貴重品にホイホイとカネを出させるなど、日本の菓子業界は越後屋も真っ青のワルです。

After World War II, the Japanese poor children required chocolate for U.S.

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 近年の日本の超物価高によって、チョコレートが高級品であることは今や冗談でも何でもありません。しかも敗戦後の時とは異なり、もはや今後日本が成長して再び経済大国となる見込みはありません。もし万が一、第三次世界大戦が起きて日本が巻き込まれたときは、間違いなくまた戦争に負けて、今度は世界最貧国に堕ちることでしょう。

 それがいやならば、偽伝統にうつつを抜かすなどもってのほかで、もっと政治問題や社会問題に目を向け、政治を変えましょう。最低でも公職選挙で投票することは当たり前で、プラスアルファとして何らかの社会運動への参加が必要です。デモや抗議集会に参加するもよし、地元の国会議員と仲良くするもよし。…昨今自分にはそれが出来ていないので、自戒の意を込めて。

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