そごう・西武労組のストライキを支持します。
大手百貨店「そごう・西武」の売却計画を巡って労使間の協議が決裂し、本日・2023年8月31日(木)午前0時より、そごう・西武労働組合はストライキに突入しました。
大手百貨店のストライキとしては61年ぶりとのことで、それだけでもことの重大さをうかがい知ることは出来ますが、今回は以下に示す理由により、こちらとしてもそごう・西武労組のストライキを全面的に支持したいと思います。
- 労組側は「雇用維持」と「事業継続」を求めていたが、使用者であるセブン&アイ・ホールディングス側からは具体的な内容を知らされなかった。
- 売却計画に関する情報の開示も不十分。
- 使用者側はあくまで売却ありきで(スト実施有無にかかわらず9月1日付で売却を強行するとのこと)、ヨドバシカメラ出店計画も相まって、今後の事業や雇用に対する不安を払拭することが出来ない。
このご時世、百貨店業界がどこも厳しいということはわかっています。
また、個人的には自分がヨドバシカメラのヘヴィーユーザということもあり、今回のそごう・西武の投資ファンドへの売却強行という問題が無ければ、西武百貨店へのヨドバシ出店そのものに対しては特に反対する理由もありませんでした。
しかしながら、今回の使用者側の対応は労働者側を軽視しているとしか言いようがなく、到底受忍出来るものではありません。また、仮に雇用を維持されたとしても、百貨店である西武百貨店と家電量販店であるヨドバシカメラでは、業態も客層も求められるべき商品知識も異なるわけで、その点での不安も拭えません。
それと、今回のストライキについては、同業他社(それこそ駅の反対側にある東武百貨店とか)や他業種が取るべき労働争議のお手本的な意味合いとしても、各社の労働組合はしっかりと注視すべきです。そもそも労働者による団体交渉は法律でも認められた権利です。必要とあらば、強い力を持つ使用者側に対抗するために、今回のストライキのような手段にも打って出るべきです。使用者の言いなりになることは労働組合の本筋ではないのです。おい聞いているか連合?
そもそも日本人はごく一部を除き、あまりにも「従順」で「勤勉」過ぎると思います。ただでさえ昨今、日本でも貧富の差が拡大しているのですから、労働者はもっと己の権利を主張し、今回のそごう・西武労組のスト決行に至った使用者側の理不尽な対応のようなものに対しては対抗してゆかなければならないのです。
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