引越是非で心が揺らぐ
現在居住している部屋の家賃が年内に上がってしまうことを受けて、それまでに引越を実行したいと思い、先週金曜日には東京都世田谷区にある不動産会社に足を運び、いくつか物件の紹介を受けた上でそのうちの数カ所(いずれも杉並区)を実際に見てきました。
そのうちの1件は、実際にはまだ居住中のため目的の物件そのものを内覧することは出来ませんでしたが、同じマンション内の別の部屋を見てきて雰囲気をつかんだ上で、先行申し込みをしました。
しかし、そのときにも述べましたが、やはり引越をとりやめたほうがよいのではという思いが強くなってしまいました。
今私が住んでいる部屋は来月で居住11年となります。しかし、11月以降、月額2万円近くも賃料が上がることが通告されてしまいました。
その前に住んでいた埼玉県内の高級マンションであれば同程度の家賃でもっと部屋が広かったのですが、自分の荷物の多さを考えると今住んでいるところでも狭いくらいなのです。その上で家賃を上げられてしまうということを受け入れるのは難しく、引越の検討を始めるに至りました。
ところが、実際に物件を見に行くと、確かに家賃は若干下がるかもしれないけど部屋は大して広くならない物件がほとんどです。しかも東京都23区内と言えども都心から離れているために、都心に出るまでの交通費も時間も掛かります。そのことも、自分が引越を躊躇し始めている理由の一つです。
その中で、先日先行申し込みしたところは、家賃と管理費を入れても現居住地の現在の(値上げ前の)賃料よりも下がる上に、図面や同マンション内のほかの部屋の造りなどを信じるのであれば部屋の広さも今と大して変わらないという、「お買い得」な物件だと思います。
とはいえ、それでもなお、引越をとりやめたほうがよいのではという思いが、日に日に強くなっております。
あまり具体的には書けませんが、大まかな数字を挙げて、現居住地と先行申し込みした物件の比較をしてみようと思います。
都心に出るまでの1ヶ月定期券代は?
私は京王電鉄という私鉄には概ね好印象を抱いております。その点でも、先行申し込みした京王線沿線の物件は悪くないと思います。
しかし、それでも都心部に出るまでに時間と交通費が掛かることに代わりはありません。
どうやら、私が先行申し込みした物件の最寄り駅は、営業キロで新宿から7〜9kmの位置にあるようです。この場合、1ヶ月通勤定期代は7,040円となります。
もちろん、現在住んでいるところは秋葉原駅まで徒歩で移動できますので、山手線の駅までの交通費は0円です(ぉぃ)。
まずこの差が結構大きいです。まあ、こんなこと最初からわかりきっていたことではあるのですが、都心から離れても思ったほど家賃が下落しないということが想定外でしたので、この交通費の差も無視できない要素となってしまいました。
もちろんそこよりも遠い調布とか、ネット上の知り合い複数名に勧められた聖蹟桜ヶ丘や多摩地区に住もうとすると、もっと状況が悪くなります。もちろん自分は個人事業主のため、定期券は勤務先からは支給されません。そのため、定期券代もまるまる自分の負担となってしまいます。
家賃は?(とりあえず物件の広さや駅周辺の施設は度外視で)
具体的な数字を挙げると自分がどの物件を狙っているのかがばれてしまいそうですので、とりあえず現居住地との差額だけ書き出すと、次のようになります。
- 現在の(値上げ前の)家賃+管理費との差額
- ▲5,000円
- 11月以降の値上げ後の家賃+管理費との差額
- ▲23,000円
先述の1ヶ月定期券代を加算すると、現在の家賃では+2,040円となってしまいますが、値上げ後の家賃との差額は▲15,960円。これならば、物件の広さや駅周辺の施設、それに電車乗車時間を度外視すれば、選択肢としては「大あり」だと思います。
物件周辺の施設
今回は敢えて駅近物件を選びました。
駅から近いということもあり、買い物できるスポットもそれなりにあります。また、自炊できず外食が命綱となっている自分にとっても、近くにコンビニや飲食店が複数あるのは大きいです。その点では現居住地と比べてもそれほど不便にならないのではと思います。
惜しむベクは徒歩でヨドバシカメラに行けなくなることですが、むしろヨドバシカメラに徒歩で行けるほうが特殊な環境だということは自分でもわかっています。まあ、京王線の沿線ならば電車で新宿に出ればすぐなんですけどね。
最大のネックは部屋の構造
冒頭で述べたとおり、今私が住んでいる部屋は手狭です。
しかし、実際に物件を探すと、今の基準で見てもさらに狭くなるところばかりがヒットしてしまいます。
先行申し込みしたところは、居住スペースそのものは9畳分あってまあまあ広いのですが(それでも現居住地より狭いらしい……)、ネックは次の4点。
- トイレがパウダールームと独立していない。
- ワンルーム(つまりキッチンも居室と同じ空間にある)。
- クローゼットが狭い。
- 居室も結局は今より若干狭くなる模様。
賃料+交通費が現居住地より下がるのは魅力的なのですが、トイレが独立していたりキッチンが独立していたり、実質的に開かずの部屋状態だけど一応ウォークインクローゼットもある現居住地から離れる上で上記デメリットを呑めるかと言われると、正直苦しいです。
あと細かいことだが
今回、主に世田谷区や杉並区を対象地域としておりました。その点ではいいところに当たったと言えなくもありませんが、実は個人的には第一希望の世田谷区に住みたかったのです。将来的に世田谷区への移住を見越した上で世田谷区に対してふるさと納税していたくらいですし。
杉並区もいいところでしかも市民運動も盛んなところと聞いています。その点では私向きではあるのですが、ここで杉並区を選んでしまうと恐らく自分が世田谷区に住む機会を永久に失ってしまうと思います。
引っ越し代もバカになりませんしね。物件の初期費用だけで50万円近くもお金が掛かってしまうことを考えると、やはりあと1年間は(つまり次の契約更新時期までは)現居住地の家賃上昇を呑んでしまい、改めて引っ越しの是非を検討するというのも、ひとつの手かも知れません。
お盆休み中で業界が止まっている今週中、本当に引っ越しの是非については真剣に悩むこととなるでしょう。
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