秋葉原に住むIT技術者の単なる雑記帳

【Mastodon】「LIBERA TOKYO」にGlitch Edition導入

昨日、私が分散型SNSプラットフォーム「Mastodon」を用いて運営しているリベラル(自由主義者)向けコミュニティ「LIBERA TOKYO」におきまして、サーバメンテナンスを実施いたしました。

 これにより、「Mastodon Glitch Edition」を導入し、ローカル限定投稿等、Mastodon本家では実装されていないいくつかの機能を使用可能になりました。

 それらの機能のいくつかの説明と、Glitch Edition導入を踏まえた上での今後のサーバ運営方針について、述べて参ります。

Mastodon v4.1.2+glitch


新機能説明

MarkdownやHTML形式での投稿

「ユーザー設定」→「その他」→「規定のトゥート形式」で投稿形式を設定可能

 設定画面の「ユーザー設定」→「その他」→「規定のトゥート形式」で、投稿形式をプレーンテキスト、Markdown、HTMLから選択出来ます。

 ただし、プレーンテキスト以外の形式での投稿は、Glitch Editionを適用していないMastodonサーバで読む場合、ごく一部を除き書式が反映されません。

 なお、投稿内に他サイトへのリンクを設定した場合は、リンク先のドメイン名が表示されるようになります。

 他サイトへのリンクについては、Markdown記法で設定したリンクが他サーバでも有効となりますので、リンクをすっきりさせたい方はMarkdown形式を選ぶとよいでしょう。

フォロワー数を隠す

「ユーザー設定」→「その他」→「フォロワー数を隠す」チェックでフォロワー数を批評時に出来る

 「ユーザー設定」→「その他」→「フォロワー数を隠す」を選択すれば、フォロワー数を隠すことが出来ます。

 もちろん、隠す必要のない方はチェックを外したままにしておけば問題ありません。

アプリ設定

「アプリ設定」の項目が追加された。

表示周り等の設定を「アプリ設定」でおこなえる。

 メイン画面の右下に「アプリ設定」の項目が追加されました。

 そちらを選択すると、アプリ設定のメニューが開きます。

 設定可能な項目については、こちらもまだ全部は追い切れていませんが、個人的には特に、公開範囲のアイコンを色づけする機能を有効にすることをお勧めします。

ローカル限定投稿

 「Mastodon Glitch Edition」最大の売りと言える機能が、ローカル限定投稿機能です。

 私も当初から、Mastodonにローカル限定投稿機能を欲しいと思っていましたが、Mastodon本家ではあえてそれを実装しない方針であるようで、ニーズは確実にあるだけに残念に思っていました。

 なお、ローカル限定投稿を設定すると、連合している他サーバには当該投稿は配信されません。

 LIBERA TOKYO」は政治関連の話題を扱っていますので、時には、あまり他サーバに流したくないような内容の会話をすることもあるでしょう。そのような場合にお使いいただければと思います。

 「ローカル限定投稿」の実施方法は大きく2とおりあります。

Web画面からのローカル投稿

ローカル限定投稿

 投稿フォームの下にある「…」アイコンを選択すると、「ローカル限定」「スレッドモード」の設定をおこなうダイアログが出現します。ここで「ローカル限定」を選択すれば、ローカル限定投稿が可能になります。

 なお、従来の公開範囲設定につきましては、必ず「公開」(地球っぽいアイコン)を選択してください。そうしないと正常に動作しません。

クライアントアプリ等からのローカル投稿

 Mastodon公式、サードパーティ製ともに、PCやスマートフォンから利用可能な各種クライアントアプリには、当然ながら「Mastodon Glitch Edition」独自の機能であるローカル限定投稿は実装されていません。

 その場合でも、公開範囲設定を「公開」にした上で、投稿文の末尾に「👁️」(目玉アイコン)をつけて投稿することで、ローカル限定投稿が可能になります。

 まだ試していませんが、恐らくbotアカウント等でもこの方法を使えるはずです。

スレッドモード

 スレッドをつなげて連続投稿をおこなう場合に便利なモードです。

 「スレッドモード」を有効にして投稿すると、投稿後即座に返信モードになります。なお、もとの投稿にハッシュタグが含まれる場合は、それが引き継がれます。

「サイトテーマ」に代わる「フレーバー」

 「Mastodon Glitch Edition」では、本家Mastodonで「ユーザー設定」→「外観」から設定可能だった「サイトテーマ」を使用出来なくなり、代わりに「フレーバー」が導入されました。

 「フレーバー」は「サイトテーマ」とは別の設定が必要であるため、本家Mastodonからデータを移行した場合でも、そのまま引き継ぐことは出来ません。

 なお、「LIBERA TOKYO」では恐らく(私を含む)大半の方が、これまで青ベースのテーマである「LIBERA.blue」を使用されていたと思いますが、Glitch Editionへのデータ移行のときに全員、「Glitch」フレーバーのデフォルトスキンが適用されてしまったはずです。

 このままではこれまでの「LIBERA TOKYO」の雰囲気が損なわれてしまいますので、昨日中に、従来の「LIBERA TOKYO」カスタムサイトテーマ2種類を「Glitch」フレーバー上で再現いたしました。

設定画面に追加された「フレーバー」→「Glitch Edition」のスキン選択で、「LIBERA TOKYO」カスタムスキンを選択可能に。

 設定画面に追加された「フレーバー」→「Glitch Edition」のスキン選択で、「LIBERA blue」もしくは「LIBERA れいわ」(ワインレッドベース)のいずれかを選択してください。

今後のサーバ運営方針

ニュースbotアカウントについて

 せっかくローカル限定投稿を実現可能になりましたので、「LIBERA TOKYO」で稼働しているニュースbotアカウント「LIBERA News」につきましても、名実ともに「LIBERA TOKYO」ローカルユーザ専用サービスにしてしまおうと考えております。

 なお、現在稼働中のbotをそのままローカル専用にしてしまうのか、それとも別のbotアカウントを立ち上げてそちらをローカル専用にして従来のbotアカウントと並行稼働させるのかについては、まだ決めておりません。そちらについては本日中に検討したいと思います。

管理者からの各種告知について

 今後、管理者からの各種告知につきましても、ローカル限定投稿を多用して参りたいと思います。

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