「NMKD Stable Diffusion GUI」も導入!
先日外付けGPUを導入したのをいいことに、既に導入済みの「 Stable Diffusion UI」とは別に、またしても「Stable Diffusion」のWindows向け実装を導入してしまいました。
今回導入したのはこちら。
インストーラーだけで(しかも圧縮した状態で)1GBもあるというとんでもない化け物プロジェクトですが、それ故に、数クリックで「Stable Diffusion」をローカル端末で動かすために必要なものがマウス数クリックですべて手に入ります。
「 Stable Diffusion UI」を最初に導入したときは使い勝手の良さに感動したのですが、「NMKD Stable Diffusion GUI」はさらに使いやすく、また高速になっています。
特徴
「NMKD Stable Diffusion GUI」についても、既に日本語による解説ページがあります。といいますか、自分もこちらの記事を読んで導入を決めたのですけどね。
基本的な説明についてはそちらに記載されているとおりですが、こちらからも補足を含めて触れてみます。
- Prompt
- 画像を生成する「呪文」を入力する欄。
- 改行を挟んで複数の「呪文」を指定可能!
- Load Image
- 元画像を指定してさらに画像を錬成する場合に押下する。
- Load Concept
- すみません。こちらについてはよくわかっておりません。
- Amount Of Images To Generate
- 生成する画像のパターン数。
- 基本的には「枚数」のことだが、Promptで複数の「呪文」を指定したり、Creativenessで複数のスケール値を指定したりすると、実際に出力される枚数は、「パターン数×呪文の行数×スケール値の数」のようになる。
- Detail
- 画像生成のステップ数。この値を増やせば画質向上が期待できるらしいのだが、私にはここを初期値の30にしようが50にしようが、違いがあまりわからなかった。
- Creativeness
- 初期値は8。この数値を上げるとキーワードにより忠実になるらしいのだが、期待したような効果は得られなかった。
- 例えば、緑タンクトップを着た女子の画像を出力したいときに、初期値の状態でタンクトップの色が白だったからといって、この数値を上げたところで別に緑色に近づくわけではない。
- 初期値は8。この数値を上げるとキーワードにより忠実になるらしいのだが、期待したような効果は得られなかった。
- Seed
- ある意味一番肝心要な値なのだが説明がない。
- (説明があっているかどうか自信はないが、使用した感覚では)ある画像を生成したときにこの値が設定される。この値を変えずに呪文を少し変えると、同じようだが細部の異なる画像が錬成される。
- 例えば、人物画像を出力したときに、Seed値を変えずに後ろ向きを指定すると、同一人物が同じ格好のまま後ろ向きになることが多い(100%そうなるわけではなく、あくまでそうなることが多いだけ)。
- Resolution
- 画像解像度。初期値は512×512。
- Sampler
- 済みません。この値についてもよくわかっていません。
- Generate Seamless (Tileable) Image
- 済みません。この値についてもよくわかっていません。
個人的に気に入った点
やはりなんと言っても、下記2点について特に有用であると思いました。
- 改行を挟んで複数の「呪文」を一度に指定できる点。
- これで、人物が前を向いているときと後ろを向いているときの画像を同時に取得可能。
- 処理速度が「 Stable Diffusion UI」よりも向上していると思われる点。
- 自分の環境(GeForce RTX 2060をThunderbolt接続したVAIO)だと、画像を1枚生成するのにものの10秒ほどで完了する。「 Stable Diffusion UI」だと20秒ほど(ただし並列処理を指定することで1枚当たりの時間を短縮可能ではある)。
This image is created by Stable Diffusion.
もちろん画像からさらに別の画像を錬成することも可能ですので、今後は基本的には「NMKD Stable Diffusion GUI」を用いて画像を生成することになると思います。
さらに勝つる!!\(^o^)/
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