【東京メトロ】有楽町線全線開業35周年×副都心線全線開業15周年記念撮影会に参加してきた。
昨日・2023年9月3日、東京メトロ新木場車両基地にて、「有楽町線全線開業35周年×副都心線全線開業15周年記念撮影会」が開催されました。
今回は、新木場駅集合・解散で、新木場駅と車両基地の間ははとバスでの移動となりました。
実は私、はとバスを利用するのは今回が初めてだったりします。今年で都民歴10年になるのにね…。
はじめてのはとバス
先述の通り、自分は昨日、生まれて初めてはとバスに乗りました。
貧乏人の私は、わざわざ大金を払って、しかも知らない人と一緒にバス観光をすることは、通常はあり得ません。はとバスではありませんがとあるバスツアーで極めて不愉快な思いをさせられたことがありますので、他人と一緒の旅行など正気の沙汰とは思えません。
しかし今回は、かつて埼玉県民時代に散々お世話になっていた東京メトロ有楽町線、副都心線の記念すべきイベントのため、足を運ぶことにしたのでした。
新木場駅に早めに着いた私は、ロッテリアで腹ごしらえをしていたのですが、その間に目立つ黄色いバスがロータリーに入っていました。
はっ飛ばすぞぉ~!(ぉぃ)
今回のバスでの移動の距離はそんなに長くありません。ものの10分ほどで車両基地に着きました。
とは言いましても、歩くと意外に距離がありますし、ましてやこの日も極めて暑かったので、空調の効いたバスでの移動は病み上がりの自分にとっては大助かりです。
なお、バスの車内では、熱中症対策と称してゼリー飲料が乗客に配られました。受け取った時点ではギンギンに冷えていて、まるで冷凍庫から取り出したかのような状態でしたが、炎天下での撮影でしたので次第にいい感じにぬるくなりました。
とはいえ、自分は結局イベント中はゼリー飲料を口にはせず、事前に購入していたスポーツドリンクで喉を潤していました。
東京メトロ新木場車両基地到着
バスに揺られて10分ほどで、東京メトロ新木場車両基地に到着しました。
実は私がそこに足を運ぶのははじめてではなく、2006年9月30日(土)に、有楽町線に10000系車両がデビューしたことを記念する撮影会が開催されたときに足を運びました。なお、このときははとバスではなく都営バス(路線バス)で移動した記憶があります。
このときは、有楽町線には7000系や当時新顔だった10000系のほか、07系車両も走っていました。なお、副都心線にホームドアを設置するときに07系だけ扉の位置が変則的であることが災いし、07系は有楽町線を追われ、現在は6編成すべて東西線で活躍中です。
2023年現在、有楽町線や副都心線を走る東京メトロの車両は、10000系と17000系となりました。有楽町線開業当時から使われていた7000系車両については2022年に引退したのですが、今回の撮影会でも第1編成が展示されました。なお、2006年の時も7000系はこの第1編成が展示されていました。
今回は純粋に撮影イベント
今回は純粋に車両撮影イベントで、部品の販売等は特にありませんでした(あってもどうせ買えないけど)。
しかし、車両にはレアな行き先や、現実にはあり得ない種別と行き先の組み合わせなどが表示され、鉄道ファンとしては満足ゆく内容だったと思います。
今回、車両の両端で「副都心線ゾーン」と「有楽町線ゾーン」に別れていました。
副都心線ゾーン
まずは「副都心線ゾーン」のほうから案内されました。ここでは中央に展示されていた7000系は副都心線乗り入れ対応後の帯色になっていました。
そういえば、極一時期、有楽町線に、和光市~小竹向原間ノンストップの「準急」という種別があったのですが、短期間で消えてしまいました。通過駅にとっては不評だったのでしょうね。ただでさえ副都心線の急行が走るようになったおかげで停車本数が激減したわけですから…。
種別表示のカラーや表示内容は乗り入れ先に準拠しています。同じ「快急」でも、西武線では紫色で「快急」、東武線では青色で「快速急行」となっています。もっとも、西武池袋線の停車駅案内ではちゃんと「快速急行」と書かれていますが。
有楽町線ゾーン
イベントの真っ最中に、故障中のエアコンのメーカーから電話が掛かってきて、撮影時間の一部を無駄にしてしまった私ですが、さらにエアコン修理が2週間以上も先と告げられて、ぶち切れそうになるのをこらえるのが精一杯でした。初期不良でまるまる1ヶ月待たされるなんてどう考えてもおかしいのですが…。
閑話休題。ぶち切れそうになるのを懸命にこらえながら、入口に近い有楽町線ゾーンに向かいました。
こちら側では、中央に展示されている7000系の帯の色が、有楽町線開業当初を彷彿とさせるゴールド(どっからどう見ても黄色なのだがゴールドらしい)になっていました。また、東京メトロのロゴの上に旧営団地下鉄のロゴが貼られていました。
あらかじめ申し上げておきますが、今回は「営団成増」や「地下鉄成増」の行き先を見ることはできませんでした(ぉぃ)。
かつて新富町駅は有楽町線の終点でした。しかし新木場延伸時に折り返し用の渡り線が撤去されたとのこと。つまり現在は「新富町ゆき」そのものが存在し得ません。
埼玉県民時代、飽きるほど眺めた「新線池袋」ゆきの表示。
現在副都心線ホームとなっている東京メトロ池袋駅5番線、6番線ホームは、副都心線開業に大きく先行する1994年に使用開始していて、副都心線開業までは「新線池袋」と呼ばれていました。
当初は副都心線開業前なので当然ながら渋谷方面とは繋がっておらず、小竹向原・和光市方面にのみ電車が発車していたことや、他線の池袋駅ホームから大きく離れていることもあり、「新線池袋」駅は常時閑散としていた記憶があります。まあ、かつて地下鉄経由の定期券を持っていたことなどから、東武東上線の混雑を避けて楽に帰宅することが出来ていたのはラッキーでしたが(当時は要町、千川両駅のホームも未完成で通過扱い)、これも副都心線開業で無理になりました。
なお、今回展示車両で表示されていた行き先は、7000系改造時に取り付けられたLEDの表示を再現したものっぽいのですが、本物のLEDではなく、どうも違和感ありました。
白地に黒文字の「普通」は東武東上線ならではの表示です(東京メトロ線内の「各駅停車」は青地に白文字で「各駅停車」)。
普段はあり得ない行き先なのですが、(車両は違うものの)過去に一度だけ、東武東上線から有楽町線に直通するはずの電車が車両交換のために和光市で打ち切りになったときに「普通和光市行き」を利用したことがあります。ただ、あのときは東京メトロの7000系で、今回のように「普通」の種別表示はありませんでしたが。
そういえば、自分は営団地下鉄の「試運転」表示を見た記憶がありません。
なのでこれが有楽町線7000系死運転時のものを本当に再現しているのかどうかについては、私はわかりません。
とはいえ、引退した車両で「試運転」というのもなかなかシュールですね。
そういえば、7000系の非常扉の上にある謎の小窓、当初は種別表示用に用意されたそうなのですが、結局これが使われることはありませんでした(似たような作りの西武6000系ではこの小窓に相当するところがちゃんと種別表示になっている)。
これもまず見られない組み合わせ。
そういえば、以前一度だけ、もはやどんな事情なのかは失念しましたが、有楽町線が和光市~小竹向原間を除き全面的にストップしていたときに、小竹向原行きを見たことがあります。もっともそのときも確か7000系だったと記憶しておりますが…。
17001F「特急 有楽町」。この「特急」種別は東急線・みなとみらい線用のため、この種別と行き先の組み合わせはあり得ない。
橙地に白文字・白枠の「特急」は東急線用のもので、東急と直接繋がっていない有楽町線ではこの組み合わせはあり得ません。
ただ、最近はどうか知りませんけど、以前、ごくごくまれに、有楽町線や副都心線でダイヤが乱れたときなどに、東急の車両が有楽町線を走ることがありましたが。実際に自分も東急車による新木場行きに乗ったことがありますが、やはり違和感を覚えましたね…。
たぶんこの「快速」は西武線用だと思います。この行き先はいかにもあり得そうなのですが、実際にあるのかな?
自分も埼玉県民時代に見慣れた「新木場」ゆきの幕式表示。往年の7000系を彷彿とさせてくれます。
ただ、自分が有楽町線を利用するようになったのは新木場開業後のため、新富町折り返し時代を知らなかったりします。
「特急 池袋」はともかく、「快速急行 池袋」なんて、ダイヤが乱れない限りはまずあり得ない行き先ですね。池袋で止めるなら東武としては自社線内でやりたいでしょうしね。
今回展示された車両のさらに奥には、西武車が2編成停まっています。手前から、40000系と6000系。
6000系には何度か乗る機会がありましたが(とはいえ埼玉県民時代に住んでいたのは東武東上線の沿線のため、6000系が来てもあえて見送ることの方が多かったけど)、40000系には実は一度しか乗ったことがありません。座席指定制列車「Sトレイン」で、何故か横浜から池袋まで。西武線をかすってもいません。まあ、Sトレインに乗る機会ももう無いとは思いますけどね…。
フィナーレ
撮影中、お日様が隠れてしまいましたが、隠れたまま撮影時間が終了してしまいました。
その後は、何故か湾岸警察署からパンフレットをもらったり、有楽町線全線開業35周年×副都心線全線開業15周年記念のスタンプ台紙をもらってそこにスタンプを押したりしました。
バスに乗り込むときに、東京メトロからおみやげを頂戴し、東京メトロ新木場車両基地をあとにしました。
今回は、短時間ながらも内容の濃いイベントだったと思います。東京メトロ、はとバス、湾岸警察署の皆様に、厚く御礼申し上げます。
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