秋葉原に住むIT技術者の単なる雑記帳

【Bluesky】Apple Watchのショートカットから定型文を投稿可能にしてみた。

先日、ついに私は「Apple Watch Series 9」を購入してしまいました。

 「Apple Watch」については、健康管理や電子決済簡素化などを理由に買う人が多かろうと思いますが、私はそれらのいずれにも興味はなく、iPhoneだけだと見逃しがちになる通知を検知することを主目的として購入しました。

 その後、iPhoneのミュージックプレイヤーを手元でコントロール出来るようにしました。

 また、「Authy」アプリによる二段階認証コードを手元で確認したりするなど、仕事でも役に立っています。

 昨日、ネットで調べ物をしていたところ、たまたま下記の記事が目に入りました。

 実は私はiPhoneのショートカット機能とやらについてもこれまで全く漬かったことがなく、ショートカットとは何ぞやというところから始まったのですが、この記事で公開されているショートカットを導入することで、iPhoneのBlueskyアプリを起動させることなく、Blueskyへの投稿が可能になるようです。

 このショートカットを「Apple Watch」で使えるようにすれば、そこからBlueskyに投稿出来ます。

 これを改造して、「Apple Watch」上で定型文を選んでBlueskyに投稿出来るようにしてみました。

選択した定型文をBlueskyに投稿出来るようにしたApple Watch


Apple Watch から定型文をBlueskyに投稿出来るようにしようとした背景

 私は起床時や外出時や帰宅時などによくBlueskyに定型文を投稿するのですが、その都度iPhoneをとりだしてアプリを立ち上げて投稿文を手打ちするのが手間でした。

 公開されているショートカットを改造してあらかじめ設定した定型文を選んで投稿出来るようにすれば、時間短縮に繋がります。特に電車内ではわざわざiPhoneをポケットから取り出すのも手間であり、安全という観点からも有効活用を期待出来ます。

 私は、公開されているショートカットを次のように改造して使うこととしました。なお、あくまで私の個人利用のための改造のため、改造済みのショートカットの一般公開はしません。

改造した内容

事前準備

 元の記事の内容と同様、Blueskyのアカウントとアプリパスワードが必要です。

定型文をリストから選択して変数に設定する

 元の記事では、都度投稿文を入力してそれを変数に格納していますが、「Apple Watch」上で定型文を選べるようにするために、ここを改造します。

①リストにあらかじめ使う定型文を仕込んで…

 まずはリストを用意します。多用する割に入力がクソ面倒くさい定型文をリストの中にひたすら設定します。

②さらに別途用意したテキストと連結させて、変数に格納する。

 仕込んだリストの中から一つ選択可能になります。

 ここで選択された項目と、追加テキストを連結します。その内容を、投稿本文の変数に格納します。

投稿の設定

③投稿の設定。identifierとpasswordは自分のものにすること。

 ここから先は、ほぼ元の記事と同じです。

 ただ、

https://bsky.social/xrpc/com.atproto.server.createSession

で投稿に必要な情報を取得するときに、リクエストデータ内の次の項目には自分の情報を設定する必要があります。

④セッション情報を取得して投稿日時を設定

⑤投稿

⑥リクエストデータのrecordの中身。投稿日時と投稿内容はここで設定している。

 後半については、元の記事の内容に改変を加えていません。処理の詳細については、元の記事をご一読願います。

Apple Watch への反映を忘れずに

 最後に、「Apple Watch に表示」を選べば、「Apple Watch」から定型文を選択してBlueskyに投稿することが出来るようになっているはずです。

⑦画面下の「i」を選択して詳細画面を開き…

⑧Apple Watch に表示

心残り

 本当は、せっかくなので同じアクションでMastodonにも同時投稿出来るようにしたかったのですが、どういうわけかMastodonアプリのショートカットがうまく機能していないようで、同時投稿については今回はあきらめることにしました。

 …たぶんちゃんとした方法があるとは思うのですが、それについてはまた気が向いたときに調べようと思います。

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