秋葉原に住むIT技術者の単なる雑記帳

昨今のMastodonを取り巻く環境と、弊サーバの今後の運営方針案

本題に入る前に、昨日のメイド喫茶橙幻郷14周年記念パーティに参加された皆様、お疲れさまでした。

 私はその場で、グラス1杯の赤ワインとは言え、久々にアルコール飲料を口にしてしまいました。そのため、いい具合に酔っ払ってしまい、帰宅後しばらくベッドで横になっていたら、気がついたら本日の午前1時を過ぎていました。

 閑話休題。

 10月に資産家のイーロン・マスク氏によってTwitterが買収されて以来、世界的に脱Twitterが進行しつつあります。

 日本でも、著名人を含む数多くのTwitterユーザが、分散型SNS、とりわけMastodonにアカウントを作り始めています。

 とりわけ、象徴的な出来事として、11月30日に立憲民主党の蓮舫参議院議員、12月1日に同じく立憲民主党の西村智奈美衆議院議員が相次いでMastodonを始めたということを挙げることができます。

 西村氏は現在は企業運営となっているmstdn.jpにアカウントを作成されましたが、蓮舫氏はtoot.blueという個人運営のサーバにアカウントを作成されました。

 このどこが象徴的なのかといいますと、蓮舫氏がアカウントを作成した当日以降、悪意を持つ者によって、蓮舫氏に対する虚偽の通報や、toot.blue管理者に対する蓮舫氏へのアカウント停止要求などが多数発生したとのこと。

 蓮舫氏が一民間人の個人サーバであるtoot.blueにアカウントを作成した経緯についてはここでは触れませんし、個人的には蓮舫氏が個人サーバにアカウントを作ったことに対して批判する気もさらさらないのですが、今後、大なり小なり、同様の問題は確実にMastodonのサーバ管理者の間で多発することとなります。

 これは公人がMastodonを使うようなったから、というよりも、利用者がある程度以上増えてしまうと、大なり小なり起こってしまう問題ではあります。


今後多発するであろう問題点

 今後、私を含め、Mastodonでユーザ登録を受け入れているサーバの管理者は、少なくとも次の点については覚悟しなければならなくなります。

 しかし、規模の差こそあれ、大半のMastodonサーバは個人運営によるものであり、個人でこれらすべてに適切に対応するには限度があります。もちろん、私が運営する「LIBERA TOKYO」という政治的にリベラル(自由主義)の思想を持つ方向けのコミュニティも、例外ではありません。

これらを踏まえて今後の「LIBERA TOKYO」の運営方針を考える

LIBERA TOKYO

 私が運営する「LIBERA TOKYO」は、先述の通り、政治的にリベラル(自由主義)の思想を持つ方向けのコミュニティです。

 とはいえ、管理者本人が最近ろくに市民活動に参加できていないことや、元々どこの市民団体にも所属していないため(一応肉球新党党員ということになっているけどほとんど幽霊会員状態…)、自分の政治的な発言の影響力は皆無に等しいです。むしろ常連さんの方がよほど影響力を持っていたりします。

 しかし、こんな管理者が運営する弱小サーバでも、イーロン・マスク氏によるTwitter買収後、数名の方からユーザ登録をいただいています。また、詳しくは書きませんけど上述の問題は弊サーバでも起こり始めています。

 元々、「LIBERA TOKYO」は初めから反リベラル勢力による運営妨害をある程度想定しているため、ユーザ登録に制限を加えているほか、利用規約にも通常のMastodonサーバであればまず盛り込まないような内容をあえて盛り込んでいます(管理者に対するブロックの禁止等)。また、制限中のサーバも多数におよんでいます。

 しかし、このような措置を講じていても、昨今の情勢を考えると不足と言わざるを得ません。

 明日、「LIBERA TOKYO」では大規模なメンテナンスを予定していますが、そちらが終わり次第、今後の「LIBERA TOKYO」の運営方針についての検討を始めなければなりません。

 現在うっすらと考えているものとして、下記を挙げることができます。

 とはいえ、まだ決定事項ではありません。また、上記以外の方針を検討する可能性もあります。

今後日本国内の分散型SNSの世界に望むこと

 今回は蓮舫氏のユーザ登録をきっかけに上述の問題が浮き彫りになったわけですが、先述の通り蓮舫氏を批判する気は全くなく、それどころかむしろほかの政治家、著名人もどんどん続いて欲しいとすら思っています。もちろん我々のような一般ピーポーにも。

 とはいえ、著名人が一個人の運営によるサーバに乗っかるのには限度があります。

 今回Mastodonに参加を始めたお二人の政治家はいずれも立憲民主党所属ですが、これを機に、立憲民主党には、党としてMastodonのサーバを立ち上げて、党の公式見解や所属議員からの公的なアナウンスなどをそこからおこなうようにして欲しいと思います。

 もちろん立憲民主党に限らず各政党、著名人の所属団体等にも、所属する著名人のホームグラウンドとしてのMastodonサーバを整備していって欲しいです。アカウント名に所属サーバのドメイン名がくっつく形式のMastodonでは、この方法は理にかなっていると思います。

 政党や団体に限らず、個人運営のサーバもどんどん増えていって欲しいのですが、上記のような問題点のすべてに個人レベルで対処できる管理者は限定されると思いますので、個人レベルでも何とかなる極小~小規模のサーバ多数と中堅以上のサーバ少数に分化してゆくのではと思われます。

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