「Sound Blaster GC7」、ファースト・インプレッション
昨日手元に届いた「Sound Blaster GC7」、夕方早速セットアップしました。
配線自体は、元々以前使用していた「ASTRO MixAmp Pro TR」に繋いでいたケーブルを単純につなぎ替えればいいだけですので、楽でした。
しかし、これでハイクォリティ・サウンドに浸れると思ったら、なかなか一筋縄ではゆきませんでした。
なぜかMixAmp接続時に限って起きていたプチフリーズ問題からは解放された。
今回のアンプ買い換えの最大の理由は、Windows環境においてMixAmpを接続すると必ず特定のエラーが発生し、環境によってはUSB接続が不規則かつ頻繁に瞬断される、という問題を回避するため、というものでした。
「Sound Blaster GC7」に置き換えてからは、その問題からは期待通りに解放されました。
とりあえずは「Creative app」を入れてみた。
公式サイトから、Sound Blasterを制御するためのアプリ「Creative app」をダウンロードできます。
とりあえず、PS5やSwitchでゲームを始めるより前に、このアプリをダウンロードし、Windows 11環境にインストールしました。
まだ使い始めたばかりで到底使いこなせているとは言えない状況ですが、とりあえず最低限の設定だけはしました。
4つあるカスタムボタン、自分は現時点では次の設定にしました。なお、LEDの発光色は(面倒くさいので)変えていません。
- C1
- サウンドモード
- エフェクト オフ → ゲーム → ミュージック の順に切替
- サウンドモード
- C2
- マイク モニタリング
- 押下時:オン/オフ トグル切替
- オンにするとマイクに向かってしゃべった自分の声がヘッドフォンから聞こえてくる。
- マイク モニタリング
- C3
- Scout Mode
- 押下時:オン/オフ トグル切替
- 足音などの環境音をハイライトする機能らしいが、おそらく自分にはあまり意味のない機能。後述のC4同様、こちらについても機能を置き換える可能性大。
- Scout Mode
- C4
- メディア コントロール
- 再生/一時停止、次トラック、前トラックから選択できるが、自分は次トラックを選択した。
- 元々C4には出力スイッチが設定されていて、ヘッドフォン、ライン出力、ライン出力+ヘッドフォンジャックを切り替えることが出来たが、自分の環境ではライン出力端子には何も繋いでいないため、出力スイッチの設定は意味がなく、変更した。
- メディア コントロール
この設定は機器本体に保存されるようです。また、設定はスマートフォンアプリからも操作できます(PS5やSwitchでゲームするときには重宝しそう)。
7.1ch「バーチャル」サラウンド
自分はPCで(RPGツクール製以外の)ゲームをプレイすることはまずないのですが、せっかくなので、7.1chバーチャルサラウンドの機能を試してみることにしました。
Creative app の「再生」から設定できます。
ヘッドフォンでは「ステレオ」「5.1サラウンド」「7.1サラウンド」から選択可能ですので、せっかくなので「7.1サラウンド」を選択してみました。
しかしこれ、「デバイス」で選択しているサウンドモードにもよるのですが、特に左後ろ、右後ろについてはあまり後ろから聞こえているようには感じませんでした。やはり「バーチャル」サラウンドなんだなぁと思い知らされました。
とりあえずPS5やSwitchで使ってみる
とりあえず自分は、先述の通りカスタムボタンのC1を「エフェクト オフ → ゲーム → ミュージック」の順に切り替えられるようにしました。
その状態で、PS5やSwitchのゲームをプレイしてみたのですが、「ゲーム」モードだとなんだか締まりのないサウンドのように感じました。この辺はイコライザーの微調整が必要になりそうですが、それについてはまた追々。
あと、スマートフォン(iPhone)のチャットアプリを介した音声チャット機能についてはまだ試せていません。こちらについては近日中に試したいところです。
MacにはCreative appを入れられず、しかも副作用あり!
曲がりなりにもPS5やSwitchでも使えるようにしましたので、せっかくなのでMacでも使えるようにしようと、Mac版のCreative appをインストールしようとしました。
しかし、目的のアプリはインストールできないわ、代わりに「CTHelper」なるものが入り込んでしまうわで、とんでもないことになってしまいました。
「CTHelper」は、何度も何度もダイアログを立ち上げてきてはこちらの操作の邪魔をしてきてしかもアンインストールも出来ないので、Macそのものを初期化する羽目になってしまいました。なお、執筆時点でもこちらのMacの環境については完全には復旧できておりません。
一応USB接続すれば普通にサウンドデバイスとして使用できますので、コンソールと同様、Macでの操作中もスマートフォンのアプリで設定をおこなうことにしようと思います。はぁ~っ。
設定項目は多いが、MixAmpからのステップアップとしてはうってつけ
「Sound Blaster GC7」は設定できる項目が多く、使いこなすにはまだまだ時間が掛かります。
その意味では、設定項目を絞った「ASTRO MixAmp Pro TR」の路線はあながち間違ってはいなかったのですが、ただ、サウンドデバイスとしては、今時16bit/96kHz止まりでしかもサラウンド非対応というのは、必ずしも時代に即していないのではと思います。
「Sound Blaster GC7」は、公称スペックではWindows PCにおいては最大24bit/192kHzに対応しているとのことですが、自分の環境では残念ながら24bit/96kHz止まりです。とはいえ、それでも明らかにMixAmpよりも上のサウンドにはなっていますし、しかも(自分がその恩恵にあずかれるかどうかはともかく)バーチャルサラウンドにも対応していますので、今後使いこなせるようになればさらに化けると思います。
なお、ヘッドセットはMixAmpとのセット品である「ASTRO A40 TRヘッドセット」をそのまま流用しています(ぉぃ)。同じヘッドセットでも、アンプが違うとまるで音が違うということを思い知らされました。
近いうちに、音声チャットやイコライザーなども試してみたいところです。
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