今後のゲーム制作計画、一旦白紙にします。
3ヶ月前に発表された、ゲーム制作ツール「RPGツクール」の最新版「RPG MAKER UNITE」につきまして、自分はろくに情報を追いかけていなかったのですが、少しずつ情報は出てきています。
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しかし、それらの情報を考慮すると、自分が3ヶ月前に発表した今後の私のゲーム制作計画について、残念ながら白紙撤回が必要となります。
この中で、
自分が「Unite」上で最初に作る作品はおそらく処女作再リメイク版になる
などと述べておりましたが、現在発表されている情報を読む限りでは、どうもこれを実現することは不可能となりそうです。
え、プラグインがない?
今回はグラフィックも一新され、シリーズでは初めて、フルHD(1920×1080)の解像度にも対応するそうです。当然ながらこれまでのRPGツクールで使用してきたグラフィック系の素材は流用できなくなります。
しかし私の懸念点はそこではなく、少なくとも最初のうちは、RPGツクールMZ等で提供されていたプラグインの機能が提供されないという点です。
「RPG Maker Unite開発日記 第2回」の中でも、思いっきり明言されてしまっています。
過去のPluginマネージャーのような機能は当面ありません。
他ユーザーの改変を簡単に共有・実装するような機能は、製品発売後にユーザー反応と要望を見て検討します。
そのため、当初自分が計画していた、拙作ゲーム第1弾「The Last Wizard」の再リメイクは、事実上不可能となってしまいました。
オリジナルの「The Last Wizard」はすでに公開を終了していて、2019年からは1回目のリメイクである「The Last Wizard Complete Edition」を公開中です。このゲームをプレイしたことのある方であればご想像いただけると思いますが、このゲームの開発で用いた「RPGツクールMV」の機能だけでは到底この作品を制作することはできず、多数のプラグインを導入したりスクリプトを書いたりして、ようやく完成しました。
そういえば、上述のような書きっぷりからして、UNITEはプラグインどころかスクリプトにも対応しないように読めます。
私のように過去作品のリメイクを検討している人にとっては、少なくとも初期の段階から「RPG MAKER UNITE」を導入するのは、どうやら得策ではないようです。
UNITEはMVやMZとは別物と考えれば使えそうだ
逆に、完全新作、それもストーリー重視のRPGを作るのであれば、「RPG MAKER UNITE」を選択する意味は大いにあると思います。特に、これまで不完全だったモバイル対応も明言されているため、より多くの人に自分の作品を提供したいという方にはうってつけです。
自分は当分完全新作を作るつもりはなかったのですが、こうなってしまったからには、一旦制作計画を白紙にして、新作を制作するか否かというところから再検討したいと思います。
なお、先述の拙作ゲーム第1弾をRPGツクールMZで再リメイクする意思はありません。プレイヤーにしてみれば、MVで制作したリメイク版との違いがわかりにくく、わざわざMZで作り直す意味はこちらとしてもないと考えております。
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