戦争反対の理由
ほんの1週間ほど前までは想像だにできませんでしたが、ロシアがウクライナ東部に侵攻し、緊迫した情勢となっています。
ロシア国内からも戦争反対の声が上がっているのが、せめてもの救いです。
私自身はこれまでこの問題に関する一切の意見を述べて参りませんでしたが、情勢を追えていないし、仮に追えたところでろくに分析も出来ないためです。それに、日本の報道機関が報じる内容にどれほどの信憑性があるのかも分かったものではありませんしね。
ただ一つ、現地の状況如何に関わらず、これだけは軍事行為全般に対して普遍的に言わなければならないことがあります。
「なぜ人々の人生を台無しにするの?」
東京五輪の柔道銅メダリストであるウクライナ出身のダリア・ビロディドさんが、このような悲痛な叫びを上げているとのことです。
本当にこれに尽きます。戦争をやっている為政者は、極端に言えば、自国が戦争に負けたとしても大して痛手ではないでしょう。でも、自らの意志に関係なく戦渦に巻き込まれてしまった人にとってはたまったものではありません。
日本だって第二次世界大戦の時はそうだったでしょう。都市部は空襲や原爆投下等で壊滅させられ、学童疎開などもおこなわれ、国民の生活はズタズタになりながら、戦犯どもは戦後になっても大して裁かれることもなく、その子孫はのうのうと生き延びています。
ところが、SNSを見ていると、やれ日本国憲法第9条を信じているものはお花畑だだの、戦争反対の声は無意味だだのという、ノイズとしか言いようのない暴言が散見されます。それどころか、今回のロシアからの軍事行為をエンタメみたいに見ている輩までいる始末。戦渦に巻き込まれている民衆の立場に立てたり、立てなくてもその状況を想像できる者であれば、絶対にそんな態度など取れないはず。
私は、少なくとも下記のツイートに賛同できない者とは仲良く出来ません。
「戦争反対」という声を上げるのは決して無意味ではありません。逆に「戦争反対」という声が市民の側から起こらないような状況の方が、遥かに危険であり脅威です。当たり前の声を上げるのは、民主主義社会の成員として当然の態度です。戦争が消滅するまで永遠に「戦争反対」の声を上げ続けましょう。
— 異邦人 (@Narodovlastiye) February 24, 2022
また、SNS絡みで言えば、分散型SNS「Mastodon」の生みの親であるオイゲン・ロホコ氏からも意思表示がなされています。
平たく言えば、「この軍事衝突の件でロシア政府を支持する者は自分をブロックせよ」とのこと。あまり長々と発言せず、英語の苦手な我々日本人にでも何とか理解できるような平易な表現になっていますが、それだけにオイゲン氏のストレートな思いが伝わってきます。
オイゲン氏ではありませんが、個人的にも、少なくとも下記に該当する者とは仲良く出来ません。該当する者はどうぞ私のSNSアカウントをブロックしてください。
- 本件に限らず戦争行為全般を支持する者
- 現行の日本国憲法第9条の存在を目障りと感じる者
- 自民党や維新などが推し進めようとしている日本国憲法改悪を支持する者
- 他国の戦争を見ていて楽しいと感じる者
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