埼玉では条例改定で子育て厳罰化か?
昨日言及したいじめ・不登校問題やそれ以前の少子化問題を挙げるまでもなく、日本では既に出産や子育てそのものが困難な状況に陥っていますが、それに拍車を掛ける条例改定案が埼玉県で提案されています。
こどもの安全を最優先させた案と好意的に見ることもできるのですが、記事の後半にも書かれているとおり、保護者にとってはたまったものではありません。具体的には、記事中にも触れられている署名のページで詳しく述べられています。
なお、私も既に署名済みです。
これ、両親が揃っていてなおかつ片親が育児に専念出来る状況であればまだどうにかなりそうですが、片親しかいない、もしくは両親共働きの場合はその時点で懲罰の要件を満たしてしまいます。
恐らく、この条例改定案を提案した自民党県議団の構成員たちは、すべての家庭で両親揃っていてなおかつ母親が専業主婦という、何十年前まで遡ればいいのかわからない世界線に生きているのでしょうけど、今の日本は埼玉県に限らずむしろそんな家庭を探すほうが難しいです。
署名サイトでも、
条例よりも、まずは子育てを支援する制度の充実が先なのではないでしょうか?
と述べられていますが、全く以てその通り。
十分な子育て支援体制があった上で初めて今回の条例「改正」案が生きてくると思います。埼玉に限らず、自民党、ものを考える順番があべこべなんですよね。
この条例改定案を悪しき先例としないよう、全国から、この条例改定案反対の署名が集まって欲しいと思います。
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