秋葉原に住むIT技術者の単なる雑記帳

昨日、ソニーの新型ヘッドホン「WH-1000XM5」を試聴してきた。しかし…

表題のとおり、昨日、ソニーの新型ノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM5」を、ヨドバシカメラマルチメディアAkibaにて試聴してきました。

 とりあえず、自分のiPhoneとBluetoothで接続し、しばらくリスニングしておりました。

 自分は先代の「WH-1000XM4」を所持しており、それよりは音質が向上していることは感じ取れました。

 しかし、問題はノイズキャンセリング性能です。


 「業界最高クラス」を自称しているようですが、自分が外出時にリスニングしているときに最も煩わしいと感じている人間の声については、やはりまるで除去できていません。

 売り場でリスニングしていても、通行人の会話は割とはっきり聞こえてきてしまいました。

 先述のとおり自分は「WH-1000XM4」を所持しており、しかもそれは物理的に壊れたりもせずに今でも問題なく使えておりますので、今回はよほどのことがない限りはもともと買い換えるつもりはありませんでした。

 とはいえ、「業界最高クラス」のノイズキャンセリング性能を誇るならば、さぞかし人間の声の音域を適切に除去してくれているのだろうなと淡い期待を抱いており、それを実現できていれば購入を検討しても良いと思っておりました。しかしそんな自分の期待は、見事に裏切られました。

 人間の声の音域に限って言えば、99%除去しているとしてもそれは「除去していない」と同義です。昨今では新幹線のグリーン車内ですら大声で喚き散らす集団がいるくらいなのですから(実際に去年7月の大阪旅行のときにその手の集団と乗り合わせてしまい心底不快だった)、1%でもそいつらの喚き声が聞こえるということはノイズをキャンセルしていないということです。

 早く、人間の声の音域を完全に除去できるようになってほしいのですが、技術的にはまだそれは不可能ということなのでしょうかね?

 というわけで、今回の「WH-1000XM5」、残念ながら自分はパスです。

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