木板の上を歩く
ピザが食べたくて池尻大橋に向かった。
開店20分前に着いたのに、予約で埋まっていて食べられないと言われてがっかりした。
完全にピザの口だったが、調べてみると美味しそうな海老チャーハンのある中華があったのでそちらに入った。
店員が重そうな鍋を片手で軽々と振っていて圧巻だったが、ひとりでぶつぶつ文句を言いながら調理している店員がいて、それでいて何とも思ってなさそうだった。
食後は池尻大橋駅近くの川沿いを歩いた。
一定の間隔でイスが点々と置かれていたが、座りたいと思うイスはなかった。
木の幹が途中で二つに分かれ、その二本の枝が幹と同じくらい太い木が多かった。
ピザが食べられなかったので、来週リベンジすることにした。
そのあと二子玉川に行き、スライムの缶を買おうとしたが、実物を見たら結局買わなかった。
喫茶店に入り、レモンケーキとコーヒーを頼む。妻はミスを避けるため、プリンにアイスが乗ったものを選んでいた。
途中で妻のお腹が痛くなり、途中下車した。
待っている間、転職の予定はないのに、頭の中で勝手に面接が始まった。
面接官から合格をもらい、さっそく仕事を振られたが、俺はそんな仕事はしたくない、俺に合った仕事を今から新規で考えてくれと文句を言っていた。
全ての社長には雇用は人格ごとに作れと言いたい。
電車に乗っていると、バッグに缶バッジを大量につけた6人組がいた。
みんな同じようなバッグを持っていたので、そういう集まりなのかもしれない。
電車の中に大きな岩が一つあるみたいだった。
空を見上げても飛行機が飛んでおらず、ついでに風船も飛んでいないことに気づく。
もし風船を飛ばす人がいるとしたら、機械的なおじさんがいい。
お気に入りのセーターを今日も着られて嬉しい。
子どもの頃は家で漫画ばかり読んでいたので、大人になってから古着に憧れるようになった。
数日前に妻にプールのキーホルダーを海外の通販で買ってあげた。
それを鍵に付けていて、取り出すたびにかわいいと言っている。
買って良かった。
良い休日を過ごした日は、手から電気が出る気配がない。
最近は逆立ちにも挑戦しているが、全くできる気配はない。
自分の力が地球から返ってきたのを感じた。
妻は納豆が食べられないので、来週は高級納豆なら食べられるのかというバラエティ的な企画を行う事した。
それから大きな公園でデートもする。
最近は寒さが気にならないくらい歩きたい気分の日が多い。
今年はどこかで登山をする。
俺も妻も体力がないので、まずは緩い山から挑戦する。
木板の上を歩くのが好き。
5時間くらいなら歩けるだろう。
もっと未来では、覗くだけの小窓のある家に住みたい。
その窓から外を覗いてるとき、町を歩いてる自分がそこから見えるのが想像できた。